商品詳細

ひめあやか または べにあずま を使った焼いもです。季節に応じて品種を使い分けています。
小ぶりでおやつにパクパク食べられるようなサイズの焼いもです。

紙のパッケージに入っているので、電子レンジで袋ごと温めてもおいしいですが、冷たいままでもおいしい、蜜の入ったバランスの取れた風味のある焼いもです。
皮の香ばしい味も風味のアクセントになるようにしっかり目に焼いています。

焼き方のこだわり

関東産の紅あずまはでんぷんの量が多いためか、焼いもにした後冷めると固くなるという声を聴きますが、津南産の紅あずまはでんぷんの量がそこまで多くないためか、しっとりします。
冷めてもおいしいというか、冷めてからのほうが蜜がなじんでおいしい焼いもです。

通常は冷蔵で保存（冬季間は常温便で発送）しますが、すぐ食べない場合は冷凍するとほとんど品質の変わらない状態で取っておくことができます。

さつまいもは多量のでんぷんを含んでいますが、焼いもを焼く時のようにじっくり熱を加えるとでんぷんを分解して糖にする酵素を持っています。この酵素が芋の中が60度くらいの時に一番よく働き、80度くらいで壊れてしまうので、加熱するときに酵素がよく働くように上手に温度を調節するとおいしい焼いもになります。
具体的にはオーブンの温度を160度で20分加熱してその後230度まで上昇させ70分ほど焼きます。はらんなかではこのように焼いていますが、もしご家庭で焼く時もそのように焼くとおいしい焼いもができると思います。

焼き芋を始めたきっかけ

焼き芋を始めたきっかけはひょんなことでした。
当初やっていた種苗会社の苗取り用のさつまいもの契約栽培が５年目で突如終了してしまったのです。せっかくさつまいもの栽培に慣れたのにさつまいもを辞めてしまうのはもったいないので栽培を続けたかったのですが、市場に出荷しに行っても新潟県産ということで無条件に有名産地の３割引き程度の値段しかつかなかったり、当初は芋の販売に苦戦しました。

そんなときに思いついたのが焼いも屋でした。
調べると実は焼いも屋を発明したのが新潟県の人で、昔は出稼ぎで東京まで出て行って焼いも屋を組織的にしていたことがわかりました。昔していた人を紹介してもらって話を聞きに行きました。製造に関しては引き出し式の焼き芋機がいいというので、そのような機器を探して購入しました。長野県の鉄工所で作っているものを買ったのですが、これが大当たりの機械でした。説明書通りに焼いただけなのですが、初めからおいしい焼いもが焼けました。

これも偶然なのですが当時作っていた紅あずまの品種が焼いもにぴったりで、焼いもにすると適度な蜜が入り柔らかすぎず固すぎず、最高のやきいもになりました。地元のスーパーやイベントで出店していましたが、かなり人気が出ました。